警察に「おもちゃを見せたい」と緊急コール
10月中旬、ニュージーランド警察は1本の緊急コールを受け、その4歳の男児の家へ向かった。その目的は、彼が持っているおもちゃが本当にクールなのかを確認するためである。
一体何があったのだろうか。
「可愛すぎてシェアせずにはいられたなかった」と、警察が公開した男児とディズパッチャーのやりとりをお聞きいただきたい。
While we don’t encourage children to call 111 to show us their toys, this was too cute not to share 🧸 🤖
Constable Kurt from Southern District Police responded by arriving at the child’s house and was shown an array of toys. He also had a good educational chat with the child and his parents about only using 111 for emergencies 🚨
New Zealand Policeさんの投稿 2021年10月14日木曜日
男児:警察ですか?
警察:警察です、何かあったの?
男児:言いたいことがあるんだけど…
警察:何でもいいから教えて
男児:おもちゃがあるんだ
警察:おもちゃがあるの?
男児:うん、見に来てほしいんだ!
なんと、自分のおもちゃをどうしても見せたくて警察に緊急コールをしたのである。
警察官の神対応に称賛の声
普通なら全く関係のない案件で緊急コールしてきた男児に対して注意をして終わるはすだが、ニュージーランド警察は違った。
男児に変わって電話口に出た大人と話し、事件性がないことを確認すると男児の自宅近辺にいる警察らに連絡を取り、「おもちゃを見せたがっている子供がいる」と伝えた。そして、近くにいたカーク巡査が「私が伺います!」と名乗りを上げたのだ。
その後、カーク巡査は男児が話していたとおりクールなおもちゃがあることを確認し、乗ってきたパトカーを案内して青いライトを点灯させてみせたという。そして最後に、男児と保護者に緊急コールの使い方をしっかりと教えたそうだ。この動画には「警察官の対応が素晴らしいね」「心があたたかくなる」などとコメントが寄せられ、再生回数は130万回を超えている。
大人にとっては緊急ではなくても、男児にとっては大好きな警察官に自分のクールなおもちゃを見てほしいという緊急事態だったのかもしれない。
こんな神対応をしてもらったことで、男児は緊急コールの在り方をしっかりと学んだことだろう。そして、警察官のことがもっともっと好きになったはずだ。