イタリア・ナポリ近郊の古代都市ポンペイは、ユネスコ世界遺産に登録されている貴重な遺跡である。
この遺跡のパトロールにドローンと4足歩行ロボ「Spot」が使われており、最新技術の見事な活用例として、今月2日ニュースで取り上げられている。早速ご覧頂きたい。
四足歩行ロボット「Spot」は米国に本拠を置くロボット企業Boston Dynamics社が発明したもの。
このロボットはポンペイの遺跡を昼夜問わずパトロールし、不法侵入者に目を光らせている。また、遺跡の構造的な健全性についてのチェックとデータ収集もドローンと連動して行っているそうだ。
ポンペイは約2,000年前の西暦79年、近くのヴェスヴィオ山の大噴火によって、一夜にして灰に埋もれてしまった街であり、その範囲はかなりの広さだ。この古代都市遺跡の警備及び保全のためにロボットを活用する、というのはかなり的を得たアイディアのように思える。
edamame.でも過去にこの「Spot」の記事は何度かご報告させていただいている。ただ、犬型ロボにリードをつけて散歩してた女性が職質にあう!?、【野良ロボ!?】カナダの道端でボストンダイナミクスのロボ「Spot」がひとりでに歩いてた!?、等の内容であった。
今回の内容はついに実戦に投入開始!といったもので感慨深い。
日本の古都京都や鎌倉などの寺社群にも、いずれはこのような警備ロボが闊歩する時代がくるのだろうか?
見てみたいような、見てみたくないような複雑な心境である。
参照元:Youtube