日本のハチ公を筆頭に人間と深い絆を持った忠犬の話題は世界中、どんなところでも尽きないようだ。
当サイトでも、たった一匹で80日間も飼い主を待ち続けた忠犬、飼い主さんを心配し救急車を追いかけるワンコ、飼い主の死後、1か月間そばを離れなかった犬等々ご紹介してきた。
この度、南米コロンビアで新たな忠犬が話題なようなので、ご覧頂きたい。
お酒好きな方には、まこと身につまされる話である・・。
泥酔のあまり家に入れず玄関先で寝てしまった飼い主を介護
この男性は家に着いたものの、あまりの泥酔のため家に入ることができず、外で寝ることにしたという。
時刻は朝の3時半。地元の警察官がこの通りをパトロール中に、公道に横たわっているこの男性に気づいた。
警官は最初、負傷し倒れていて何らかの事件に巻き込まれた可能性を考慮したそうだ。しかし、よく見ると男の上には、美しく体の引き締まった犬が乗っていたという。
なんとこの犬は、朝の3時半の凍えるような寒さから彼を守るために、彼の上に乗っていたのである!
忠犬と警察のおかげで無事に
警察はその後、男性の状態を詳細にチェックし、男性は泥酔の末、自宅の玄関前で眠りに落ちたと判断した。そして発見より15分後、男性の住む家をノックしたところ、奥さんが目を覚ましてドアを開け、男性と男性の忠実な犬は、無事自宅に入ることが出来た。
日本でも北海道や東北地方などでは、冬に泥酔して外で寝てしまい凍死、という事件は年に数件はあるという。南米コロンビアは温暖な気候とはいえ、朝3時半は身も凍る寒さであろう。
この男性、生命の危機を救ってくれた忠犬にはいくら感謝してもしすぎることはないだろう。
・・もちろん玄関先で寝るほど泥酔しないよう、奥さんには激しいお灸をすえられたに違いない。
犬には豪華なエサ、奥さんにはアクセサリーなどを送って反省の意を示すことを提案したい。