環境問題への関心を高めてもらいたい、と思った男性が海岸で撮った写真をFacebookで共有した。しかし、そのあまりに不気味な様子が見た人に混乱と恐怖を与えてしまい話題を呼んだようだ。確かにその写真は、宇宙人の海からの来襲を思わせる大変不穏なもの。
その様子、早速ご覧頂きたい。
“ウミグモ？”、“宇宙戦争(トム・クルーズ主演)のエイリアンみたい！”と、この写真を見た人々は激しく反応した。この投稿には2万件を超えるコメントと5万2千超のシェアが集まったという。
結論から申し上げると、この蜘蛛のような形の物体は宇宙人ではなく、『アロエベラの枯れ木』だ。
この写真の投稿主は、南アフリカ・西ケープ州スティル・ベイ在住のジャン・フォルスター氏。
“人間にはこの植物がエイリアンにように見えるけれど、実は人間のほうが彼らの世界を混乱させる二本足のエイリアンである”というメタファーとして使えると思ったんだ。
とその意図について説明している。分かるような分からないような・・・。
彼としてはちょっとした遊び心で枯れたアロエベラを日の出のビーチに並べ、海岸に侵入する怪物を連想させたかっただけのようだ。しかし、写真への反応は彼の予想を超えていたようだ。
「こんな生物が海にいるならもう海で泳げません。サメだけでも怖いのに」「なんてこった！これは怖い」「私は海岸に住んでいるけれど、こんな生物は見たことがない！」「たぶん、彼らは南アフリカケープ海域にしかいないのでは？」「この生物はいつ出てくるの？夜だけ出てくるのか？」と結構シリアスなコメントが多かったようだ。中には、この写真を環境科学者に送って検査してもらった人もいたそうだ。
その反応には驚きました。みんな楽しんでくれるだろうと思っていたら、すごくシリアスなものが多くてびっくりしました
と、ジャン氏は飄々とインタビューに答えている。
写真に対する予想外の反応にもめげず、彼は今後も同じような投稿を続けたいと考えているそうだ。62歳になるジャン氏は“今回の件でSNSについて多くを学んだ”と語り、これからも自然に関する問題に焦点を当て続ける活動をしてゆきたいと意欲的だそうだ。
