日本で最も有名な野球選手「イチロー」
現在メジャーリーグでプレーし、数々の歴史的な記録を残しているイチロー。日本とメジャーリーグでの通算安打で最多安打記録を更新したことは記憶に新しい。そんな彼にも多くの逆境があったという。そのようなとき、イチローがどのように逆境を乗り越えたかについて、多くの名言を残している。以下で紹介していこう。
苦しく辛い逆境のときにこそ努力する
結果が出ない時、自分に対して甘くなってしまう事は出てくる。「自分を戒めてるもうひとりの自分」を持つことが大事。それは結果が出てるときより大事。
(自身への重圧に対して)苦しいですけど、それを超えられたときは、人間として変化する可能性がある。
調子が悪いときにこそ全力でプレーをする。苦しさは超えられる人にしかやってこない。そこを抜け出せたときに成長できる。
誰にでもうまくいかないときはある。そういった多くの「うまくいかない」という経験を積み、自分にストイックであるイチローだからこそ、この言葉がいえるのだろう。
失敗を恐れないということ
遠回りすることってすごく大事ですよ。無駄なことって結局無駄じゃない。遠回りすることが一番の近道。
結果は困難を伴って出すべき。
安打だけでなく凡打も僕を磨いてくれた。
まったくミスなしで上位にたどり着いたとしても、深みは出ない。
4000のヒットを打つには8000以上の悔しい思いをしている。誇れるとしたらそこじゃないかな。
イチローも数々の失敗を重ねている。ヒットだけを打てるというわけではなく、ヒットにならない打球もある。そういった失敗の上に彼の「成功」がある。
継続は力なり
今日の結果がなければ、明日はない。
小さなことを積み重ねていくことがとんでもないところに行く、ただ一つの道なんだなと感じている。
天才といわれる彼の記録も長い努力によって生み出されたものである。数々の失敗を経験しながらも自分のやるべきことをひとつひとつ積み重ねていった結果、偉業を成し遂げることができたのである。
人生のあらゆる場面で
野球に関することだけでなく、自分の考え方や人生哲学についても多く語っている。
いろんなことに向き合うたびに自分の弱さしか感じていない。それに向き合おうとする自分がいることは確か。ひょっとしたらそれを強さというのかなと思う。
目に見えるところにあればそれほど難しくない。見えないものこそ難しい。
僕は子供のころから人に笑われることを達成してきたという自負がある。
「(重要な場面で)いやぁ意外と緊張しなかったですね」なんて言う奴は一流じゃない。全然ダメ。自分の仕事に対してやれる自信がある。その訓練もしてきた。だったら緊張するでしょ。上手くできると信じてるし、上手くやりたいと思うから、そのときほど緊張するでしょ。緊張しないということは自分に期待していないということ。
自分が成長していると感じたことはない。前進するためには後退も必要。他人から「成長した」といわれたときが本当に成長したとき。
イチローなりの考え方だが、野球とあまり関係がない人にも響く言葉ではないだろうか。
いかがだっただろうか。想像できないような努力をして、困難に立ち向かっているイチロー。彼の言葉は深く我々の心に刺さる。うまくいかないとき、苦しいとき、どうすればいいかわからないとき、そういった逆境には、彼の言葉を思い出して立ち向かってほしい。