『男税』ルールのカフェが話題に!男性だけが18%も上乗せした料金を取られる理由に考えさせられる…

カルチャー

オーストラリアに『男税』を請求するカフェがオープン!

男女平等が唱えられる昨今。日本の企業でも女性が役員に選ばれるなど、女性のキャリアアップを後押しする風が吹きつつある。しかし、海外に比べると男女平等の意識が薄いと思わされることも多いのが現実である…

そんな中、オーストラリアのメルボルンに、『男税』を請求するカフェがオープンしたと話題になっている。男税?!今までの逆をいくように、男性差別が始まったのか…?!

カフェの名前はハンサム・ハー。かっこいい女性を思わせるようなネーミングである。

このカフェには特殊なルールがある。そのルールが記載された黒板がこちら。

ハンサム・ハーは女性による、女性のための場所です。

ルール1:女性優先席があります。

ルール2:男性は18%会計に上乗せされた額を請求されます。支払いは強制ではないですが、余分に請求されたお金は女性のために募金されます。

ルール3:あなたがどちらの選択をしても、尊敬します。

強制でないとはいえ、男性にだけ18%も税が課されるなんて平等じゃない!と感じた人も多いかもしれないが、この活動には当然意味がある。

男性陣のみなさん、ただの男性いじめではないので安心してください。

Things are heating up. We smashed a full training day today with these Handsome Hers and are getting ready to open on the 4th of August. We'll see you then 😊

Handsome Herさんの投稿 2017年7月21日

ハンサム・ハーがどうしてこのような活動を始めたのかというと、『男女の収入差』について、考えるきっかけを与えるためである。

2016年、オーストラリアでは男女の収入に約18%もの差があった。オーストラリアの労働者の約半数は女性であるにも関わらず、女性役員の数はきわめて少なく、賃金にもこれだけの差が出ているという。

そこで男性に多く支払ってもらい、集まったお金は女性のために募金する、この活動が始まった。ちなみに第一弾で集まったお金は、アボリジニの女性や子どもを支援する団体へ募金される。

この活動は毎日ではなく月に一週間だけ行われる予定となっている。キャンペーン期間中であっても強制ではないので、男性でも18%上乗せされたくなかったら拒否できるが、ほとんどの男性が喜んで支払っていったそうだ。

『男税』はTwitterなどでも話題となり、様々な意見が飛び交っている。

・このキャンペーン最高!男女の収入差について話す機会ができてありがたいわ!
・収入差18%の壁が埋まるきっかけになるはず!
・こんなことで性差別がなくなるとは思えない、、、
・男性陣よ、このカフェに入るときは気をつけろ!

ポジティヴな意見もあれば、ネガティヴな意見もあるが、少なからず男女平等や収入差について考えたり、話したりするきっかけになっていることは間違いないようだ。

ちなみに日本では2016年度、過去最高に男女の収入差が埋まったと厚生労働省は発表した。しかし、フルタイムで働く女性の平均収入は男性平均の73%だった。欧州に比べると圧倒的な格差である、、、

女性が声を上げ、世間からの理解を得られない限り、この格差が簡単に埋まることはないだろう。

日本女性も立ち上がるときが来たのかもしれない。

参照元:Facebookinstagram

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難しいほうの峯

強烈なほどボディコンに憧れをもつ平成生まれ女。苗字をスムーズに読み書きしてもらえたことがないストレスフルな人生を楽しむほどのポジティヴさが売り。遠慮せず喜怒哀楽をありのままに表現しすぎるのが玉に瑕。

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