【近未来】体内で病原菌と闘う超極小ロボットが爆誕!ついにSFの世界が現実になるのか!?

テクノロジー

身体の中で病気と戦う小型ロボット

小さくなって身体の中に入り込み、直接病原菌と戦い、病気を治す…

アニメや漫画の世界ではたまにある設定だが、現実にそんなことがあり得る訳がない、と思っていた。

しかし、それが現実になる時代がすぐそこまできているのである。

カリフォルニア大学で、抗生物質を持ったロボットが感染症にかかったネズミの体内に入り、見事感染症を治すことに成功したのだ

そのロボットは、髪の毛の太さくらいのサイズしかない極小のロボットである。身体は、マイクロモーターでできており、中心に球状のマグネシウムの核を持っている。そして、その核の周りは、複数層の膜で覆われて保護されている。戦うための装備は完璧である。

戦い方が秀逸!

そのロボットは体内に入るまでは、まだ動くことは出来ない。

ネズミがロボットを飲み込み、胃まで到達したときに、マグネシウムの核が胃液によって反応を起こし、モーターが発動するのである。

ここまできたら、抗生物質を使って病気を倒すだけなのだが、そう簡単にはいかないという。

なぜなら、周囲の胃酸を弱めないと、抗生物質が効果を発揮する前に壊れてしまうのである。

このままでは病気を倒す事ができないではないか!

しかしロボットはそんなことではへこたれない。

モーターの発動と同時に、水素の泡を発生させ、胃酸の濃度を下げてしまうのである。

しかも、それだけではない。

ロボットが持っている抗生物質の膜は、あらかじめ酸性度によって反応するように作られているのだ。

つまり、抗生物質が壊れない程度まで胃酸の濃度が下がった頃に、自動的に抗生物質が放出されるということである。

ここまできたら勝利が確定したようなものである。ネズミの細菌感染は見事に治り、一時的に下がっていた胃液の濃度も24時間にはもとに戻った。

8040680171_c1acaece7f_b※この画像はイメージです

戦闘後は、体内で消滅…

見事な戦い方で、病気と闘ったロボットは、英雄である。もしアニメなら、体内から帰還し、周囲から称えられるだろう。

しかし、現実はそんなに上手くいかないのである。

戦闘を終えたロボットは、有害物質を残すことなく、胃の中で分解されるようにできているのである。

ネズミの身体を守るためには、自分の身体は犠牲にしなければならないのだ。なんとも切ない現実である。

いずれは人間の身体も守ることができるようになるかも!

このロボットは、今はネズミの病気を治すことしかできないが、少しずつ大きな動物の病気と闘って、いずれは人間の病気にまで挑戦する予定だそうだ。

私たち人間の身体の中で、ロボットが戦ってくれる時代がもう目の前にまできているのである。

小さなロボット戦士の今後の活躍に大きく期待である。

参照元:NewScientist

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きな子

大豆製品をこよなく愛する女子大生。健康に良いとされるイソフラボンだが、摂取しすぎて逆に健康に悪いのではと不安になる程。極度の方向音痴が悩み。大学に通い始めて4年目だが、未だに初回授業は迷子で遅刻が定番行事になっている。あと、お酒も好きで、今流行りの日本酒女子かぶれ。あくまでもかぶれである。

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