空港を使う時には必ず見るだろう、手荷物が重量オーバーした人々。床に荷物を広げてお土産や服などを手放す姿を見ると、筆者はどうしても悲しくなってしまう。出発直前に重量超過と判定されると、追加料金が上乗せされお財布に大打撃を食らうからだ。
だが今回紹介する男は、それを無理やりクリアしようとした結果、搭乗拒否されてしまうという失態を犯してしまった。おマヌケすぎるその顛末をご覧あれ。
荷物代くらい払えばいいのにと話題に
Disappointing. pic.twitter.com/7f8UFi9jb4
— Ryan Hawaii (@RYAN_HAWAII) 2018年1月10日
こちらの動画に写っている男を見て欲しい。暖房が効いた空港の中で、とんでもなく厚着をしている。
彼は”Ryan Hawaii”として知られるツイッターユーザーで、1月10日のこの日、アイスランド・ケプラヴィーク空港からイギリスへ飛ぼうとしていた。
極寒のアイスランドを見越し、たくさんの服を持って行ったようだが、彼は手荷物の料金を払いたくないがために全部着込むという手段に出たのである!!
10枚のシャツに8枚のズボンを重ね着するというパンッパンの状態で搭乗手続きを行ったようだが、ブリティッシュエアウェイズの職員は彼の搭乗を拒否したというのだ。
@British_Airways hi being held at Iceland Keflavik airport because I had no baggage put all the clothes on and they still won't let me on. Racial profiling? Or….. pic.twitter.com/NKgpe1cPFP
— Ryan Hawaii (@RYAN_HAWAII) 2018年1月10日
この後、彼はツイッターにて「服は全部着込んでるから荷物はないよ!って言ったら、ケプラヴィーク空港でブリティッシュエアウェイズに搭乗拒否された。人種差別か?」と愚痴を漏らした。
更に彼は翌日にイージージェットの航空機に乗ろうとしたが、またしても搭乗拒否されてしまったのだ!
And AGAIN! Refused from 2 flights in 2 days for no valid reason 🙂 @easyJet @British_Airways thanks guys wonderful service pic.twitter.com/Ivoc0WZvXl
— Ryan Hawaii (@RYAN_HAWAII) 2018年1月11日
更に、チケットの払い戻しや新規発行をしてもらおうと窓口へ行っても追い払われ、警備員まで呼ばれる始末。その一部始終をスマホで撮ろうとしたところ叩き落されるという目にもあったらしい。つーか、素直に荷物預けようよ。
彼が利用していた航空会社2社はいずれもブリティッシュエアウェイズ傘下であり、なんと本社のツイッターアカウントへ向けて怒りのつぶやきを投じている。
すると同社の広報担当者は、「弊社は人種によって搭乗拒否をすることは決してしておりません。私たちは恐喝行為や暴力行為を容認しておらず、適切な対処を行っております。」と回答。
らちが明かなくなり、結局彼はノルウェー航空を使いイギリスへ到着。
Spoke to @easyjet via dm and this was there response, can't believe this is real life right now… pic.twitter.com/h8EqkEwTpH
— Ryan Hawaii (@RYAN_HAWAII) 2018年1月13日
この事態を知ったイージージェットは、彼に対し謝罪。そして旅行代金を全額返金することになったそうだ。
これに対し、ツイッターユーザーたちからコメントが相次いでいる。
・人種差別?違うよ、バカを搭乗拒否してるんだよ。
・規約上問題はないけど、体調の安全のために拒否してるんだ。
・なんでダメかって?コイツが脱いだら2~3席が服で埋まることになるからだよ!
ごもっともと言えるような批判が相次いでいる。わがままを言ってツイッターで悪評を広めれば返金してもらえるだなんて、まさにゴネ得と言えるだろう。
こうした迷惑客には、航空会社側も毅然とした態度でいて欲しいものである。
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なお、こうして手荷物をケチった人間は彼だけではないらしい。
2015年、スコットランドから12枚の服を着込んで乗った男性が暑さによって機内で失神するという事態に陥ったと報じられている。異常な発汗や気分の悪さを催していたことから脱水症状を引き起こしていたことがわかり、到着後直ぐに救急車で運ばれたようだ。
この件が過去にあったことからか、今回の男も機内で体調を崩されては困るという理由で搭乗拒否を受けたと判断してもいいだろう。
もしあなたの近くで、この様なおバカなアイデアを試そうとする友達がいたら止めてほしい。手荷物料金をおとなしく払うか、荷物を捨てていくかどちらかにしておこう!!