A giant beached whale sculpture illustrates the plastic pollution problem https://t.co/1UESxZVJsb pic.twitter.com/Q89PsaeQzV
— Before It's News (@beforeitsnews) May 24, 2017
これは2017年、フィリピンのカビデにある海岸で撮られた写真。
口の中に大量のゴミが詰め込まれ、横たわっているクジラ。
あまりに悲惨な光景に目を背けたくなるが、安心してほしい。このクジラは本物ではない。
そこに込められたメッセージとは
実はこれ、環境保護団体「グリーンピース」が海洋汚染のことを人々に知ってもらうために作った「クジラのオブジェ」なのだ。
なぜクジラなのかというと、そこには深刻な理由があった。
現在、海洋汚染の影響でクジラが誤ってプラスチックを飲みこんでしまうというケースが多く見られるという。
そんな海洋汚染の被害者であるクジラの現状を理解させるために、この形をとったのだ。
材料は全て「海で拾ったプラスチックゴミ」でできているという。
人間の身勝手な行動のために傷つくクジラや海の生物たちのことを知って、感じることも多いのではないだろうか?
実際、このオブジェは多くのメディアに取り上げられ、話題となった。
実際、これがきっかけでASEANのディスカッションに「プラスチックによる海洋汚染」という項目が加えられた。
「グリーンピース」の活動は2018年現在も続いている。(Facebook、公式HP)
美しい海のためにも、クジラや海の生物のためにも、私たち1人1人が意識していかなければならないことだろう。