植物性の食品だけで生活をする菜食主義者。徹底して動物性の食品を食べない菜食主義者はヴィーガンと呼ばれる。
現在、ある女性ヴィーガンに非難が殺到している。
槍玉に挙げられているのは、ソニア・サエという人物だ。
Sonia Saeさんの投稿 2018年2月25日(日)
この女性である。一見、普通の女性にしか見えない。何故、彼女が非難されているのだろうか?
いきすぎた菜食主義
ことの発端は、あるフェイスブックユーザーが、彼女のペットであるフェネックギツネの写真を投稿したことであった。
その写真を見ていただこう。
これは…
一目見ただけでおわかりいただけるだろう。このキツネは栄養失調により、異常にやせ細ってしまっている。
ソニアさんは自分のペットにも菜食主義を強いているのだ!
専門家の忠告も聞かず
フェネックギツネは雑食の動物で、植物や昆虫、爬虫類などを食べる。しかしソニアさんは、自身のペットであるフェネックギツネが昆虫や爬虫類を食べるのは「自然ではない」として、植物性のえさしか与えていない。
ソニアさんは専門家の意見も聞かず、毛が抜けることや体重が減っていることは、栄養失調ではなくアレルギーの症状だと言い張っているようだ。
ネットは、「ほんとうにかわいそう」「自分と同じ食生活を強いるな!」「誰かこの罪のない動物を救ってくれ!」といったコメントで溢れている。
ソニアさんは海外メディアに対して、「私は自分のペットを危険にさらそうとは考えていないわ。実はこの写真は2015年のもので、当時このキツネは花粉症だったの。」と語っている。
現在、ソニアさんの飼っているキツネは元気に暮らしているそうだ。
自分が菜食主義を貫くのは個人の考えとして尊重すべきだ。しかしそれと同時に、他人の考えも尊重しなければならない。自分の考えを押し付けるような行為は正しいとはいえないだろう。自分の飼っているペットだからといって、菜食主義を押し付けてよい訳ではない。
本当に自分のペットを大切にするなら、もっと色々な視点を持つべきではないだろうか。
参照元:Facebook1、2、INDEPENDENT、Animal Channel、THE SUN