両手をあげてゆったりと微笑む美女。
彼女は、アメリカ人のエンジェル・ギアフリアさん。
生まれつき肘から先がないという先天性切断障害をもっている。
そんなわけで、左手は一見サイボーグのようだが、れっきとした彼女の「手」なのである。
現在ではこの義手を活かして女優としても活躍するギアフリアさんだが、そこに至るまでには葛藤があったそうだ。
世界初のサイボーグ女優!?
以前はこのように「健常者のように見える義手」を使っていたギアフリアさんだが、常に「自分の腕ではない」と感じていたという。ある時、イギリスのビーバイオニック社の義手を使ったことが、彼女の運命を変えることになる。
彼女は「見た目に義手とわからない義手」ではなく、あえて「サイボーグのような義手」をチョイスしたのである。
それはきっと、「健常者のように見せるのではなく、自分らしく輝きたい」という彼女の意思の表れだったのだろう。
そしてその身体を活かして2016年にはベン・アフレック主演映画『ザ・コンサルタント』に出演するなど、「サイボーグ女優」として活躍している。
CMにも出演!
こちらがギアフリアさんが女優として出演した、CMの映像だ。
義手でアーチェリーをするギアフリアさん。
このCMは2017年のスーパーボウルショーで流され、話題を呼んだ。
アーチェリーまで出来てしまう義手は、筋肉の動きを読み取って動くそう。難しいことはよくわからんが、なんだかスゴそうな技術だ。ちなみに保険はきかないため、かなり高額になってしまうのだという。
顔が2つ?
ちなみに左手の先端はこのようになっている。
…って顔書いてSNOWで遊んどるやないかい!
茶目っ気たっぷりなところも魅力的な、ギアフリアさんであった。
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ギアフリアさんを見ていると、健常者か障害者かに関わらず、自分の良さを生かして活躍する人は誰でも輝けるのだと感じさせられる。
手がないことを利用して(!?)ハロウィーンにはかなり本格的なゾンビメイクをしたりと、いつも楽しそうなギアフリアさん。彼女のTwitterやInstagramもぜひチェックしてみてほしい。