きっかけは、あるコーヒーショップの駐車場で・・・
カナダのオンタリオ州出身のラクさん(Luc Perreault)は、母親のバイクのテストドライビングをしており、休憩がてらラクさんはコーヒーショップの駐車場にバイクをとめていた。
しかし、彼の目立つ風貌は、ある小さな女の子は興味をひいた。その女の子は彼を怖がらず、彼に近づき、微笑んで「こんにちは」と挨拶をした。彼もそれに対して、「こんにちは」と微笑み返した。なんとほほえましい光景だろうか。実際その場にいれば、思わず微笑みたくなるだろう。
Luc Perreaultさんの投稿 2012年8月23日
しかし、女の子の母親は・・・
女の子の母親は、強面のラクさんに話しかけている娘を見て、「汚いバイカー(dirty biker)なんかと話してはいけないわ。」と言い放ち、女の子の腕をつかみ行ってしまった。
この出来事に対しラクさんが、その母親に向けてFacebook に投稿した返答が、完璧で感動的であると話題になっている。
魂を食べてしまいそうな見た目
ラクさんは最初に自ら
私は280パウンドもある大男で、バイクにも乗り、全身にタトゥーもある。そして、私は溶接工で、うるさく、ビールも之飲む。その上、まちがって私を見つめてしっまたら、あなたの魂を食べてしまいそうな風貌をしているのもわかっている。
と述べた。
でも、あなたが私について知らないこともある
Luc Perreaultさんの投稿 2015年3月21日
Luc Perreaultさんの投稿 2013年2月9日
ラクさんの家族や友人との写真。
大学も卒業しているし、結婚して11年経ち、息子は自分のことを”daddy”と呼ぶ。母も私のことを誇っている。娘が骨折したときには、彼女よりも泣いた。姪や甥っ子も私に会うのをいつも楽しみにしている。本も読むし、人を助ける、そして、退役軍人に感謝を伝えに出かけることもある。アルマゲドン(映画)でさえも泣いた。
彼の家族思いでやさしそうな人柄が見て取れる。あの小さな女の子の母親がこのようなラクさんの一面を知っていたら、「汚いバイカー」などと彼を呼ぶことができただろうか?いや、そんなことはできないはずだ。
最後にその母親に向け。。。
ラクさんはその母親に向け最後に次のように忠告をする。
「また同じように、私があなたの娘に微笑み挨拶をしたとして、またあなたも同じように私を侮辱するのなら覚えていてください。もしあなたが私を傷つけたとしても、その汚いバイカーがあなたの娘が危険なときに、助ける人になりうるかもしれないということを。」
この投稿は3000回以上シェアされ、多くの人がラクさんに同情し、反響を呼んだ。
海外には“Don’t judge the book by its cover.(本をそのカバーで判断するな)”という言葉がある。日本でいう「人を見た目で判断するな」という意味だ。海外メディアでもその言葉を端的に表しているとして話題になった。皆さんも、この母親のように、人を見た目だけで簡単に判断していないだろうか。心当たりのある方は、このようなことが実際あるのだということを是非心にとどめて頂きたい。
参照元:Facebook