「離岸流」に気をつけよう
8月も中盤、夏休みもいよいよ佳境に入ってきたというところ。この時期は、海水浴場が最も混雑する。
楽しい反面危険も多い海では、今年も、遊泳中に溺れるという水難事故が後を絶たない。
自然の力は我々が思う以上に強大なものである。そんな脅威から身を守るためにできることは、少しでも知識をつけておくことだろう。
と、同じ事を多くの人が思っているようで、先日よりツイッター上では、注意喚起の意図で、「離岸流」というワードが拡散されている。
海に行ったりするひとも多いと思うけど、波打ち際で白波が立っていない場所を見つけたら、そこは離岸流という水流が沖に向かう場所だから速やかに離れるように。水面がそこだけ静かに見えるとか特徴はいろいろある。とても危険だから気づいたら興味本位で近づいたりせず、楽しい海水浴を過ごそう pic.twitter.com/mxBjVtjmy7
— 明仁(akaアッキー) (@Emperor_Akihito) 2018年8月13日
いや、まずこのアカウントは一体・・・・・・と一瞬思ったが、ぶれるのでそこの深追いはやめておく。
離岸流とは、海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのこと。波が沖から海岸へ打ち寄せると、海水はどんどん岸に貯まっていき、どこかから沖に戻ろうとする。この時、岸から沖の方へ向かって速い流れが発生するのである。
離岸流に巻き込まれると、知らず知らずのうちに沖まで流されてしまうことがあるという。海上保安庁が毎年、海水浴場での離岸流の発生に関して調査を行い、注意喚起を行っている。
離岸流に流されたらどうする?
・あわてずパニックにならない
・可能なら、人に流されていることを知らせる。
・岸と平行に泳ぐ(岸に向かって泳がない)
・沖向きの流れを感じなくなったら、岸に向かって泳ぐ
・泳ぎに自信のない方は無理に泳ごうとせず浮くことに専念https://t.co/14zwnqqWP3 pic.twitter.com/6etn36YuFK— 明仁(akaアッキー) (@Emperor_Akihito) 2018年8月14日
離岸流はどこで起こる?
発生しやすい海岸
○近くに人工構造物があるところ
○波が海岸に対して直角に入る海岸
○海岸が外洋に面しているところ
○遠浅で、海岸線が長いところhttps://t.co/NpwBfJ4CkH pic.twitter.com/2MQhFQUU6b— 明仁(akaアッキー) (@Emperor_Akihito) 2018年8月14日
この注意喚起ツイートに続き、離岸流に巻き込まれた経験を持つツイッターユーザー・リンさん(@hiroma5123)が、自らの経験をシェアしている。
地元の海水浴場で遊泳範囲を少し超えた所で一気に沖へ流されました。岸に向かって全力で泳いでも全く位置が変わらずこのままなら体力尽きて死んじゃう!と思った時に「そうだ、横に泳いだら波消しブロックに影に入れる!」と気づき助かりました。周囲は流されてるの全然気づかなかった、と。
— リン (@hiroma5123) 2018年8月14日
他の人が気づかないって怖いね。気が付いたときにはもう遠くまで流されてる。無事でよかった☺️
— 明仁(akaアッキー) (@Emperor_Akihito) 2018年8月14日
お返事ありがとうございます。
もう何年も前の話ですがあれから海怖くなりました。
若気の至りとはいえ遊泳範囲を超えたルール違反の結果ですから、みんな十分に気をつけてね!と何年たっても語ります。— リン (@hiroma5123) 2018年8月14日
ありがとう。これからも一緒に伝えていこうね☺️
— 明仁(akaアッキー) (@Emperor_Akihito) 2018年8月14日
(このアカウント本当になんなんだろう・・・)
さて、リンさんは、死を覚悟するほどの恐怖を味わったようである。一見おだやかに見える海であっても、十分に注意が必要だ。