お風呂での癒しをもっと!
どうも!
お風呂はちゃんと湯船につかりたい派の福井です!
お風呂って最高ですよね。
一日の疲れを癒してくれて、嫌なことも忘れられるひととき。
そんな癒しの時間をさらに極上のものにしてくれる秘密のアイテムを発見したぞ!
それがこれだ!
どどーん!
名前は富士潜(ふじせん)!
そう、富士山。
そう、手のりサイズ。
そう、結構かわいい。
で、これは何かって?
これは、日本の心を宿したお風呂グッズ!
使い方はこう!
富士潜の底をパカっと開けて、中に炭酸入浴剤を入れる!
いざお風呂に投入!
吸盤がついているので、湯船の底に張り付ける。
すると、、、
ゴボゴボゴボ・・・
ゴボゴボゴボ・・
炭酸入浴剤の泡を噴出させるのだ!
ただそれだけなのだが、、、
なんだか、、、
とっても、、、
見つめてしまう・・・。
こんな風に手のりで見つめたり。(※おじさんの入浴シーンはクレームが来るのでお風呂に入っていると想定していただければ幸いです。)
とにかく無心で見続けてしまう。
おかげで、ゆっくりとお風呂に入ることができ、いつもよりリフレッシュできたぞ!
しかし、いったい誰が、なぜこのようなものを作ったのだろうか?
ちょっと調べてみると、大阪銘板(おおさかめいばん)株式会社という技術系のとても堅そうな会社がつくっていた!
これは気になる!
話をうかがってみよう!
作っているのはプラスチック成形の長寿企業
場所は東大阪市。国内でも有数の中小モノづくり企業が集まっている街である。
そのモノづくり企業の一つでもある大阪銘板さんにやってきた!
創業104年の長寿企業だ!
家電や自動車の内装などに使われる特殊なプラスチック成形を手掛けている。
知る人ぞ知る高い技術力を持った歴史ある企業なのだ!
女性社員二人が全てをまかされている・・・!
さっそく富士潜の開発担当者を訪ねた。
頑固一徹の職人さんが出てきたらどうしよう?
と思っていたら、、、
・・・
・・・
・・・
女子!!
あの~、広報の方ですか?
いえ、私たち二人で作ってますよ。二人で全部やってます。
えっ!?二人で全部?
ライフデザインラボという部署を二人で担当されている、霜里さん(左)と山本さん(右)だ。
完全に全部ではないですけど、アイデアを出して、デザイン案を出して、技術の方に金型を設計してもらって、材料を仕入れて、作った金型で成形してもらって、私たちで出荷も管理してます。
金型は、基本的には職人さんにお願いするんですけど、私たちも削ったりしました。「かたち」にこだわってるんですよ。
どこから見ても違う形なんです!
たしかに、こういう商品って左右対称のものが多いですもんね!
金型の職人さんも、この富士潜のような有機的な形はつくったことがなく、設計はかなり難しかったということだ。
表面もボコボコしてて、手造り感のある形が、かわいいと思いまして。
触ってもわかる。ボコボコしている。
ちなみになぜ形を富士山にしたかというと、銭湯に描かれているのは富士山だし、お風呂と言えば富士山が思い浮かんだということだ。
しかし、金型を削る作業までやってしまうなんてすごいですね。お二人とも理工系の学部を出てらっしゃるんですか?
いえ、心理学部と、、
デザイン学科です。
おぉぉっ!意外!
でも「癒し(心理学)」と「かたちにこだわる(デザイン)」で、繋がったー!
この二人をして生まれるべくして生まれた富士潜なのである!
あとこの富士潜はマッサージもできますよ。
壁などに張り付けて肩や腰をマッサージ!
やってみるとわかるが、柔らかすぎず、痛くもなくちょうどいい感じである!
エラストマーっていうプラスチックとゴムの間みたいな素材で作っています。
やわらかいんですけど~
富士潜の形だと、上からの力には強いんです。
エラストマー、こりゃ便利で優秀な素材である!
もう一つのお風呂グッズ
大阪銘板さんには、もう一つお風呂グッズがあるということですが、、、?
こちらのヘルシーフットウォッシャーですね。
こちらは、お風呂で足を洗ってさっぱりできるんですよ。これも素材はエラストマーです。
足をつっこんでゴシゴシ!最初は超こそばゆいが慣れるとやみつきに!
元々このヘルシーフットウォッシャーというお風呂グッズがあったので、富士潜もその流れを組んで開発されたそうだ。
先代の社長が足に悩みを抱えていまして、自分で作っちゃったものが、改良を経てそのまま商品になりました。
足に悩み(ニオイや踵が硬くなるなど)がある人から、単純に気持ち良くてハマる人まで様々です。
タオルよりもこのブラシが硬いので角質がしっかり取れてさっぱり感が全然違いますね!去年テレビでも紹介されて、好評なんです!
私も使ってみたが、こそばゆいのを勇気で押し切ってゴシゴシするとなんだか気持ちいい!
あとで足がポカポカして、血行促進にも効果がありそうだ。(※個人の感想です。)
テレビに出たら注文が殺到しそうですね?これも、まさかお二人で、、、?
そうです。注文が殺到して「ギャー!!」ってなりました。
最後に上下を私たちが手作業で組み合わせるんです。
これを1日何百個とやったそうである。慣れるまで結構大変そうだ。
とりつけた上側のブラシがあることで足の爪の汚れなどがとても綺麗になる!
しかし、このお二人がアイデア出しからデザイン、材料調達や出荷管理まで行っているとは、まさに「生産者の顔が見える」というやつである!
なんだか親近感がわく。
今回紹介した「富士潜」と「ヘルシーフットウォッシャー」はdaimei(ダイメイ)というブランドで発売されていて、お店のお風呂グッズコーナーなどに置かれているし、ネットでも購入可能だ。
daimeiブランドはヤフーショッピングで購入可能です。
daimeiブランドの特設サイトもありますよ。
二つの商品とも、プラスチック成形会社としての技術が遺憾なく発揮されている逸品で、今後のdaimeiブランド新商品にも期待が高まる!
今度はお風呂からとびだして、洗面所あたりで楽しめるものを考えていますよ。
遂にお風呂から!
お二人が所属するライフデザインラボは、「毎日の暮らしを便利に楽しくする」をコンセプトにかかげている。
これからも
「あると楽しい!」
「機能は優秀!」
な商品が生まれてくるにちがいない。
一見職人気質な会社が女性二人のプロジェクトを支えているのも何だか面白い。
先代の社長のアイデアを引き継いぎながらも、新しいアイデアを取り込んでいるのだ。
104年も続いているのはそんな柔軟な活動ができる会社だからかもしれない。
↓こちらは富士潜の使い方動画。
癒されます。
提供:大阪銘板株式会社
参照:daimeiブランドサイト、Youtube
撮影:edamame.編集部