近年、横行している悪質なバイトテロ。
勤務先の食品や商品をふざけて扱う様をスマホなどで撮影し、SNSに投稿し炎上する現象で、社会問題ともなっている。
しかし、それはどうやら日本だけではないようだ。
アメリカでも悪質バイトテロが発生
5月21日にSNSに投稿された、米フロリダ州ミストン市のレストランで起きたバイトテロの様子をご覧いただこう。
厨房にある大きなシンクの中にお湯を張り、洗剤を泡だてて泡風呂のようになっている。そして、周囲の仲間たちに囃し立てられた上半身裸の男が、シンクで入浴をするのである。
「お湯加減はどう?」「暖かくて気持ちいい」「脇の下も洗いなさい」などという会話が笑い声とともにおさめられており、現場にいる従業員全員がバイトテロに加担しているのがお分りいただけるだろう。
地元の人からは怒りの声
この動画が投稿されるや否や、従業員の制服などから、米ファーストフードチェーン店の『ウェンディーズ』でのバイトテロだということが特定された。
批判を受けたウェンディーズの広報担当者は「これは許されない行為で、今後は品質管理や安全管理をさらに徹底していきます」と述べており、問題行動を起こした男はすでに解雇しているという。
しかし、ビデオ投稿の翌日に店舗には衛生管理局の指導が入り、州が定める衛生検査に合格したことが発表で明かされたのだ。
当然ながら地元の人々からは反感の声が上がっており、「もうここでは食事をしたくない」「一旦営業停止して消毒するべき」「こんなバイトを雇った人事にも責任あり」と、怒りがおさまらない様子だ。
誰もが気軽に利用しやすかったレストランだが、一度信用を失うとそれを取り戻すのはそう簡単なことではないだろう。その被害損額は、われわれの想像をはるかに上回るという。その対策として、このように横行するバイトテロにはもっと思い責任を取らせるべきだと、厳罰を望む声も高まっている。
参照元:YouTube