まるで映画のワンシーン
死んだはずの人が、突然目を覚ます。そんな映画のワンシーンのような話、皆さんは実際に起こるはずがないと思ってはいないだろうか?
しかし、そんな信じられないような話が、インドで実際に起こってしまったと、2017年2月20日付でインドのニュースメディア「ザ・タイムズオブインディア」で報じられたのだ!
犬に噛まれて…
インドに住む17歳の少年、クマール・マアワッドくんはのら犬に噛まれ高熱をだし、病院に運ばれた。クマールくんの状態は非常に悪く、人工呼吸器でかろうじて命をつないでいた。
懸命な治療が施されるも、彼の容態は悪化していくばかり。ついに担当医師はクマールくんが助かる可能性はきわめて低いと判断し、家族に治療を続けるかどうか決断を委ねた。
そして家族も、これ以上つらい思いはさせたくないと、クマールくんを家に連れて帰ることに決めた。
葬儀に向かう道中
結局、呼吸も体の動きも確認できなくなり、家族はクマールくんが亡くなったと判断した。そして、クマールくんの葬儀を執り行うことに決めた。
そして、彼を2km離れた葬儀場所に連れて行く途中、それは起こったのだ!
なんと、彼は突然目を開き、手足を動かし、呼吸をはじめたのだ!だれもが死んだと思ったクマールくんが蘇ったのだ!そして、その後すぐに彼は病院に搬送され、いまもなお治療は続いているものの、一命は取り留めた。
医師によると、犬に噛まれたことによる感染性髄膜脳炎が仮死状態に陥った原因ではないかと疑っている。さらには、専門家でない家族が死亡を判断したためとも考えられる。
なにはともあれ、未来ある少年の命が救われて良かった。飼い犬によく足を噛まれる筆者。こんな経験はしたくない、ちゃんと犬のしつけはしようと思わされる出来事だった。
ネットの反応は?
「おお神よ。この少年に2kmという目覚める余裕を与えてくれてありがとう。」
確かに、葬儀場所がすぐ近くであれば、目覚める前に火葬もしくは埋葬されていたかもしれない。
「これは治療することが出来た病気だ。」
このように、医師の判断を批判する人も少なくない。
「この出来事は、家族やその少年にとって、とても悲しいことだわ。この奇跡が続き、彼が完全に回復することを祈りましょう。」
もちろんこのように、今回の出来事を「奇跡」と呼び、クマールくんの回復を祈る人も多くいる。
よくあるらしい…
調べてみると、死んだと思われた人が生き返るという話は世界的によくあるようだ。
しかも、クマールくんのケースはまだましな方。
アルゼンチンでは、遺体安置所で生き返ったり・・・。
アメリカでは土葬された後に生き返ったり・・・。
中国では火葬の直前に生き返ったり・・・。
例を挙げればきりがない。
個人的には、土の中では絶対に蘇りたくない。自分の時には、徹底的に検査してから死亡宣告してほしいと思う筆者であった。