『ブラック・テープ・プロジェクト』ほぼ全裸でランウェーを闊歩するモデルのヒモがはずれ、衝撃が走る

アート

ニューヨーク・ファッション・ウィークで最も挑発的なショー

先月9月9日から14日にかけて行われたニューヨーク・ファッション・ウィーク(以下、NYFW)は盛大な盛り上がりを見せ閉幕した。
コーチ、マイケル コース、ガブリエラ ハーストなどのアメリカを代表するブランドはもちろん、数多の著名デザイナーが嗜好を凝らしたそのファッションをスペクタクル形式で発表した。

その中で一部から評判を得たのが、デザイナーのジョエル・アルバレズ氏が主宰する「ブラック・テープ・プロジェクト」。
当サイトedamame.でも2017年と2018年の二度ご紹介させて頂いたアート&ファッションプロジェクトである。詳細はこちらの記事をご確認いただきたい。
・芸術ベンチャー「ブラックテーププロジェクト」(2017年5月)
・全裸テープがファッションの祭典「ニューヨークファッションウィーク」のランウェイに!(2018年9月)

上述のとおり、2018年に登場したこの「ブラック・テープ・プロジェクト」はその後、一流のファッションイベントに定期的に登場し定着しているようだ。

そして今年のNYFWにも参加。“最も挑発的なショー”として注目を浴びた。
さらにそのショーの中ランウェイ上でちょっとしたハプニングが起き、またも人々の興味をあおって話題となっている。その様子を地元、ニューヨークポスト紙が映像つきで伝えている。早速ご覧頂きたい。

そう、この通称“ダクトテープビキニ”を完璧に着こなしランウェイを闊歩するモデルはショー中に『靴のヒモが外れる』という不幸に見舞われてしまったのであった。

ランウェイでモデルの“靴のヒモ”が外れた!

この女性モデルはリア・ポストルさん。バスト、腕、太もも、股関節全体に数枚の黒いダクトテープを巻いてランウェイを堂々と歩いている様子が映像に写っている。
不幸なワードローブの不具合に見舞われてしまった彼女だが、その足取りは一切乱れることはない。

彫刻のように研ぎ澄まされた肉体とその完璧なウォーキングスタイル。この程度のトラブルでは微塵も揺らぐことはなかったようだ。

「ブラック・テープ・プロジェクト」の主催者ジョエル・アルバレズ氏は、こうキャプションを付けて映像をInstagramに投稿している。

これまでで最も挑発的なショーだ。このショーは、NYFW 期間中の反抗的な行為だった。私はデザイナーではなく、アーティストなんだ。私はあなた方に何らかの感情を抱かせるためにここにいるのだ。さて、このショー中の彼女の靴のストラップについて気にしている人は、彼女がだたの一歩も足を踏み外していないことに気付くだろう!素晴らしい!!

そして、このブランドのファンからの賞賛の言葉がコメントに殺到した。

「彼女の動きからは、ストラップ全体が靴から外れていることさえ分からない」、「彼女が完全にクイーンであり、このランウェイのために作られたことを証明している!」、「彼女はチャンピオンのようにランウェイを歩いた! 他の誰かだったらストラップが外れたら、転んでしまうだろう」、「この自然な動きが女性をより官能的に見せている」、「このプロジェクトの最も優れた点は、間違いなくモデルた」

等々。リアさんへの絶賛の嵐である。しかし、この靴のヒモに気が付いた人もなかなかの慧眼だ。
普通は別のところに目が行ってしまうものとも思うが・・。リアさんのモデルとしてのふるまいが完璧なだけに、靴のヒモに気が付いてしまうとその部分に妙に目が行ってしまうという側面もありそうである。

さて、この「ブラック・テープ・プロジェクト」は発足から4年以上がたちニューヨークではそれなりに定着を見せているようだ。今後、このファッションが世界へ・・、という事はまずなさそうに思えるがどうであろうか。
プロジェクトの来し方にご興味ある方は下記Instagramへのリンクより、その挑発的かつ反抗的なファッションをご確認いただきたい。

参照元:instagramNewYorkPostblacktapeproject

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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