摂食障害に苦しむ女性が約90cmのiPhoneケーブルを飲み込み食道に詰まった末に緊急手術!

健康

スマホの充電ケーブルが喉に引っかかった!?

先月中旬、とあるポーランド人女性が3フィート(約90cm)のiPhoneの充電ケーブルを食べようとした結果、緊急手術を受けることになった。
女性は食べられないものを食べようとしてしまう『異食症(Pica)』を患っていたという。

このX線写真が示すように、彼女が飲み込んだiPhoneの充電ケーブルは喉の途中に引っかかった状態で止まってしまった。女性は窒息の症状を呈し始め救急車で救急搬送された末、ケーブルを取り除く緊急処置を受けた。幸いにも、病院でコードの除去手術は無事成功し完治したという。

この画像が公開されたのは、Savage Paramedics(野蛮な救急隊員)と名乗るグループのFacebookページ。そのページには、患者の女性は『ケーブルを飲み込んだ理由については何も語っていない』と記載がある。

それを受けて、ページのフォロワー達は、「彼女はつながりを感じたかったのだろう」「たぶん、彼女は充電が必要だったんだ」「i-phoneユーザーに悪い評判を与えるためのアンドロイドの行動だ」と言った冗談めかしたコメントもあるが、下記のようにこの患者の摂食障害の深刻さを訴える声もある。

『これはPICA行動よ。私は以前、精神病院で勤務していて、こういう事がたくさんあった。ブラジャーのホック、釘、蝶番、真鍮のホースの先、ホッチキス、紙クリップ、爪切り、食器棚の取っ手、調理器具。患者は何でも口にいれてしまうの』

異食症の諸症状

今回の患者が患っている病は『異食症(Pica)』。少なくとも1ヶ月間、通常食べることのない物、栄養がない物を1つ以上継続して口にしてしまう摂食障害の一つを言う。

摂取してしまう物の例としては、氷や土、毛髪、チョークなどが挙げられ、特に氷や土、毛髪を食べることは多く知られている。それらについては、氷食症、土食症、食毛症という個別の症状名がつけられてる場合もある。
当サイトedamame.でも過去にこういった記事をご紹介している。

ガラスをバリバリ食べる男性
お腹に7キロの金属を貯めた男
いろんな石鹸を舐めて食レポするインドネシアの奥様

ちなみに”Pica”という名称は、中世ラテン語の“カササギ”に由来する。あらゆるモノを食べる広範囲な食性を持つこの鳥を模して名付けられているそうだ。

異食症は数カ月続いてから自然に治まることがあり、特に小児でその傾向がみられる。現在この病気に対する治療方法についてはほとんど分かっていないが、行動変容療法が治療の役にたつ場合があると言われているようだ。

身近に上記のような症状を示している方がいたら、大事になる前に医療機関に相談するように勧めて頂きたい。

参照元:DailyMailWikipedia

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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