オシャレすぎな63歳の准教授がファッションモデルに転向!
これを読んでいる女性の中には、シワができた、肌がたるんだなどなど・・・老いがもたらす様々な悩みをお持ちの方もいるかもしれない。
日本では若ければ若いほど好まれる傾向にあり、老いに対してネガティブな印象を持たれがちだ。
その傾向を表すのは、以前edamameでも紹介した若作りしまくりな62歳のおばさんである。
こういう女性が出てきてしまうせいで、お年を召したご婦人たちは「もういい年だし、オシャレなんてしたら痛いっていわれちゃう・・・」と落ち込んでしまう人もいるのではないだろうか。
年をとっても若く見えるのが素晴らしい?そんなことはない。年をとっただけの美しさというものがあるのだ!!
どうだろう・・・、若い娘なんてかすむほどの美しいご婦人だと思わないだろうか。
白髪を引き立たせる大きなサングラスと、黒い服のコントラストでキリッとした雰囲気だ。
彼女の名前はリン・スレイターさん。御年なんと63歳。
ソリッドで光沢のあるジャンパーをここまで着こなせるのは、長年のセンスと努力の賜物だ。
この写真を見ると往年の大スターのようにも見えるが、かつては大学准教授として働いていたのである。では、なぜ突然ファッションの世界から脚光を浴びるようになったのだろうか?
始まりは、ファッションウィークが開催されていたニューヨークでのことだ。
スレイターさんは友人とランチに行く途中、とある外国人記者に突然囲まれ、モデルと勘違いされて取材を受けてしまったという。
これをきっかけに、もともとファッションに興味があったことから、自分から日々のファッションを発信しようと思い立ったとのこと。
その後彼女は、インスタグラムで「アシデンシャルアイコン」というアカウントを作成した。
立ち上げてすぐにフォロワーは14万人を突破し、世界中の女性たちを虜にした。
そして現在、彼女はオートクチュール(一点もの専門の高級ブランド)のモデルとなり、世界中を巡っている。ユニクロのモデルもしたこともあるというので、私たちもいつか目にすることができるだろう。
実に華麗な大転換である。まさか彼女も63歳でスターダムを駆け上がるとは思いもよらなかっただろう。
前衛的な服さえも格好よく着こなしてるうえ、准教授をやっていただけに知性や気品も溢れている。
オシャレでも軽薄さがないこの雰囲気は、年齢を重ねないと得られないものだろう。
「年相応の服を着ろとは言われたらどう答えますか?」というファッションメディアの質問に対し、スレイターさんはこう語っている。
「ファッションにルールはありませんよ。心地よくいられるのであれば、どんな服を着てても、どんなに年を取ってても、何を持ってても完璧に見えるのです。」
必死になって若い子の真似をしたり、アンチエイジングをしたりする美魔女ブームとはまた違うベクトルだ。
彼女は非常にのびのびとファッションを楽しんでおり、それが美しさとして表れているのだ。
今までファッションについて悩んでいた中高年の女性たちは、スレイターさんが開拓した新しいファッションに勇気づけられることだろう。
参照:Instagram