貫禄あり過ぎるサル
先日、地元民から「デブおじさん(Uncle Fat)」という愛称で呼ばれている、バンコク在住の超メタボなサル(10~15歳)が、ついに過酷なダイエットに挑戦することを表明した。
現地メディアによると、肥満の理由としては、観光客がデブおじさんにジャンクフードなどを与え続けたことが原因だと伝えている。その結果、デブおじさんの体重は、通常のサルの平均体重(9kg)のおよそ三倍、26kgまで増えたと報じられている。
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そして、ついに人間は、デブおじさんは心臓病や糖尿病のリスクがあるなど、かなり危険な状態にあると判断し、ダイエットをさせることを決定した。
しかし、デブおじさんが群れの長だったこともあり、子分たちの抵抗にあうなど、彼のダイエットへの説得はかなり難航した。
そんな中、今年4月27日、「デブおじさん強制連行救出作戦」が実施され、子分たちの激しい抵抗にあうも、デブおじさんをダイエット施設に連れて行くことに成功した。
そして現在、デブおじさんは、タンパク質、果物、野菜など、一食400グラムまでに制限された食事を一日2回与えられている。デブおじさんのダイエット担当者によると、2、3ヵ月後を目途に自然に帰すことを目指しているようだ、、
人間の責任、、
野生動物保護団体職員は、今回のデブおじさんについて次のように語る。
「人々がサルたちに、エサをやりたい気持ちはよく分かる。でも、お願いだから、人が食べるようなスナックやソーダはあげないで、、彼らの健康にはとっても悪いものだから。」
そう、今回、デブおじさんのようなサルが生まれてしまったのは、完全に我々、人間の責任である。
確かに、野生動物にエサを与えたりすることは楽しい。しかし、それは人間の完全なエゴである。その裏には、そんな人間のエゴによって、命の危険にさらされている動物もいることを忘れないでほしい。