ポパイみたいになってるじゃねえか!!
鍛え上げられた男性は、Tシャツ一枚羽織っただけでもとても男らしくさまになる。女性に「ふと~い♡かた~い♡」といわれながらぺたぺた触られるのは大変うれしいことだろう。
そんな太い腕に憧れたロシアの男性が、とんでもないことをしてしまったらしい!
その人物がコチラだ!!
な・・・なんか入ってる・・・
上腕だけなぜかパンパンになってしまっており、誰がどう見ても鍛え上げて育てた腕ではないことがわかるだろう。
彼の名前はキリル・テレシン。ロシアに住む21歳のボディビルダーファンだ。
彼はボディビルダーの肉体にあこがれ、それまでは普通にプロテインを飲んだり、ウェイトトレーニングをして筋肉を育てていたという。しかし、筋トレマニアなら誰にでもぶつかる”なかなか理想的な肉体になれない”という悩みにぶち当たった。
「それでも楽して太い腕を手に入れたい」・・・そんな時に思いついたのが、腕に合成油脂を注入するという超荒業だったというのだ!!!
この男性が腕に注射したのは、シントール(別名シンソール)という美容整形やボディビルに使用される合成油脂。
最も一般的なシントールは、油脂、リドカイン(痛み止め)、アルコールで構成されており、豊胸手術にもしばしば用いられる。
もちろん、見た目からしてわかるように重い副作用も存在する。使用により、肺閉栓や神経損傷、脳卒中といったリスクもあるほか、度を越した注入で筋肉の破裂も引き起こすこともあるという。
▲合成樹脂を入れる前の姿。この時のほうが良かったじゃん・・・。
彼がシントールを注入し始めたのは2017年の夏。初めのうちは副作用を理解していたようで、ちょっとずつ注入していったそうだ。
しかし、250ミリリットル注入して2.5センチしか太くならないことに気づき、我慢できず「もっと・・・もっと筋肉を巨大化したいッ・・・!」と勢いづいて1リットル腕にブチ込んだのだそうだ。そして見事、パンパンな腕をゲットした。
他のボディビルダーは上腕から肩、胸筋にかけてバランスよく注入しているようだが、彼はかたくなに上腕以外に注入していないのである。ここら辺から、まだ健康面を心配していることが伺える。・・・ダサすぎる・・・。
現在、インスタグラムには3万5000人ものフォロワーがいるというが、「腕と胴のバランスがおかしすぎるだろ!」と突っ込まれまくっている。だが、全く気にせずにパンパンな腕を誇らしげにアップしているようだ。
▲両端の人よりも細い
これまでのシントール注入で感覚が麻痺してきたのか、「もっとここをいじりたい!」と考えて止まらなくなる美容整形依存のような状態になっている。
インスタグラムの投稿で、テレシンは注入したときの状況についてこう話している。
「ここまでのサイズになるためには、数リットルほどシントールを腕に注入するんだぞ!やったあと40度の熱が出て、ベッドで寝てる間は死にそうになったけど、今はまた元気になったよ。」
このように言っているが、明らかに全快したわけではなさそうだ。上腕だけ真っ赤に熱も帯びているようにも見え、明らかに体に異変が起きている・・・。
テレシンは今後も更に脂肪を注入していき、ボディビルディング界においてなにかしらの記録を残したいと考えているという。
良い子は絶対真似しないように
筋肉のカッコよさとは、見た目はもちろんのこと、それに向かう努力や精神的な強さまで含めたものである。
「楽してムキムキになりたい」というのは誰もが思ってしまう事だが、テレシンの様にその気持ちが丸出しだと、ガリガリの体よりもダサいと思われてしまうだろう。シントールは非常に手がのばしやすい合成皮脂だが、危険性はとても高い。みなさんは決して手を伸ばさないように!
・・・・・こんなダサい奴みたくねぇよ!と言う方は、以前edamame.で紹介した、同じくロシア在住の世界一恐ろしい女ボディビルダーでお口直ししていただければ幸いだ。
今回紹介した男なんか、ワンパンでKOしてしまいそうな見た目をしているぞ。