海外のLGBTカップルに向け日本での挙式を提案。同性愛への理解に繋がるか

カルチャー

LGBTへの理解が出遅れている日本

Equal Wedding Japanさんの投稿 2016年10月7日


日本でもLGBTが認められる動きが徐々に広がっている。LGBTとはレズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字をとって出来た言葉である。性的に同性に惹かれたり、男性・女性どちらも愛せたり、生まれた時から自分の性別に違和感を感じている性同一性障害などを総称する言葉だ。

日本はテレビなどでオネエタレントが活躍している一方、同性愛について理解がある国かというとまた訳が違う。2015年には渋谷区で同性カップルの結婚に準じた関係を認める「パートナーシップ証明」の条例が可決されたが、だからといって日本で同性愛が認められたかというと、まだまだそうでもないように感じる。

海外の同性愛者に向け日本での結婚式をおすすめする企業

Equal Wedding Japanさんの投稿 2016年1月18日


同性愛についての理解が遅れている日本で、海外の同性愛者に向け、日本での挙式を紹介するウェディング企業が。「株式会社アッシュ」という大阪にある挙式や音響パフォーマンスをプロデュースをする会社だ。

アッシュは海外の同性愛者向けに英語版のサイトを作り、日本で結婚式ができることをPRしている。サイト名は「EQUAL WEDDING JAPAN(イコール・ウェディング・ジャパン)」だ。イコールは同じ、つまり同性という意味だろう。

Equal Wedding Japanさんの投稿 2016年1月18日

イコール・ウェディング・ジャパンでは同性愛者のカップルが紋付袴、色打掛や白無垢を着て挙式を行うプランを提供している。プランには「サムライウェディングプレミアム」、「能ウェディングベーシック」、「クラシカウェディング」の3種類がある。

プランには着付け、ヘアメイク、英語が話せるスタッフ、撮影料、会場費などが含まれていて、プレミアムで$10,000(約117万円)、ベーシックで$6,500(約76万円)、クラシカで$5,000(約58万円)だ。交通費は別途必要となっている。

日本人でもハネムーンを兼ねて海外リゾートでウェディングする人は多い。着物をきて日本で結婚式を挙げるなんて、外国人にとってはとても素敵な経験になることだろう。

Equal Wedding Japanさんの投稿 2016年8月3日

ちなみに一人が紋付き袴、もう一人が色打掛を着るのも可能。

イコールウェディングジャパンの思い出に残るウェディングセレモニー

イコールウェディングジャパンでは、挙式をするだけでなく日本伝統の文化を着物を着たまま楽しめる。これも外国人にはとても嬉しい特典ではないだろうか。

Have you ever imagined that a Noh dancer will perform exclusively just for you 2 after the wedding ceremony ? Equal Wedding Japan enables that as an optional service.

Equal Wedding Japanさんの投稿 2016年1月25日

伝統的な能を鑑賞したり、

Enjoy the experience of one of Japan's most elegant arts, calligraphy. Take a moment to reflect on your wedding ceremony…

Equal Wedding Japanさんの投稿 2016年1月27日

日本ならではの習字なども体験できる。

Equal Wedding Japan

Equal Wedding Japan is a world first website for the same sex marriage in Japan.
Please enjoy a tour to Japan and get married in Japan. http://equalweddingjapan.jp

Equal Wedding Japanさんの投稿 2016年1月28日

イコールウェディングジャパンの紹介動画はこれだ。

日本に広がるLGBTの活動

株式会社アッシュが企画する「イコールウェディングジャパン」は海外の同性愛カップルに向け作られたプランだが、こういった活動が徐々に広がっていくことで、日本でもLGBTそのものが認められていくのではないかと思う。

Equal Wedding Japanさんの投稿 2016年1月19日


たとえ同性であったとしても、人を愛すことに変わりはない。自分の個性を隠すことなく、当たり前のように表現できる時代が日本にやってくる日も目前かもしれない。

参照:facebookEQUAL WEDDING JAPAN

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難しいほうの峯

強烈なほどボディコンに憧れをもつ平成生まれ女。苗字をスムーズに読み書きしてもらえたことがないストレスフルな人生を楽しむほどのポジティヴさが売り。遠慮せず喜怒哀楽をありのままに表現しすぎるのが玉に瑕。

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