最近の写真は加工されたものが多い。特にファッション雑誌なんかでは加工するのが当たり前だ。しかし、その加工が必ず上手くいくとは限らない。
edamame.では過去に、加工しすぎた選挙立候補者やボケまくるフォトショ職人を紹介した。今回紹介するのは、ある雑誌の表紙である。
加工されすぎた表紙
問題の雑誌は、GQというファッション雑誌。コメディ号ということで、アメリカの代表的なコメディ女優らが表紙を飾っているのだが、その加工のされ方が話題になっている。
その雑誌がこちらだ。
Presenting the 2018 #GQComedyIssue, starring Kate McKinnon, @IssaRae, & @SarahKSilverman https://t.co/OiWFIdo6lC pic.twitter.com/9BsNxEuvDo
— GQ Magazine (@GQMagazine) 2018年5月17日
ん?パッと見た感じだと、どこにもおかしいところはない…?
…いや、加工ミスだらけだ!!
腕何本あるの!?
先ほどの画像をよ~く見ていただくと、明らかに腕や足が多いことがわかるだろう。
Whaaaatttt pic.twitter.com/EoLrOUjK0q
— k money (@lostinwakanda) 2018年5月17日
こちらのユーザーが投稿した画像を見ていただくとわかりやすい。加工ミスってレベルじゃねえ…
このミスを受け、GQ側は読者やコメディ女優に公式に謝罪した。
…まあ、おわかりいただけたとは思うが、これはミスではない。わざと行ったことである。
雑誌同士のイジリ合い
実は今年の始めに、ヴァニティ・フェアという雑誌が加工ミスをした。
Now that Oprah has been exposed as an alien with three hands, her prospective presidential candidacy takes on more sinister overtones: pic.twitter.com/ZzP3GDza7x
— (((Yair Rosenberg))) (@Yair_Rosenberg) 2018年1月25日
こちらがその画像。手が3つ写っている。
つまり、このミスをGQがイジったのである。オマージュといってもよいかもしれない。
さすがに大手の雑誌がこんなに多くの加工ミスをするはずがない。謝罪まで含めて1つのネタなのだろう。結果、かなり話題になったので、”加工ミスマーケティング”は成功だ。
でもちょっとしたミスがすぐに拡散する時代。写真加工をよくする人は、人ごとではないだろう。
もしかしたら、加工しすぎる現代人に対する皮肉だったりして…?