「彼女は異様だ」そう語るのはウクライナの国立歴史博物館で働く専門家だ。
先日、ウクライナのある地域で3、4世紀頃のものと見られる女性の骨が発見された。その骨を見た際に口にしたのが「異様」という言葉だった。
実際の写真を見ていただこう。
異様な状態で埋葬
一目見ただけでは何がおかしいのかわからないという人も多いだろう。しかし実は、専門家でも何でもない一般人の筆者でもわかる大きな特徴がある。
頭蓋骨に注目するとわかりやすいだろう。この死体はうつ伏せの状態で埋葬されているのだ。
魔女の死体?
古来から死体は、多くの場合仰向きで埋葬される。しかし、今回のように稀にうつ伏せの状態で埋葬された死体が見つかることがある。そのような死体は、何らかの意図の下、あえてうつ伏せにされている。
では今回の場合は、何故うつ伏せで埋葬されたのか?専門家は彼女が魔女とされたからだろうと考えている。魔術が信じられていた頃、その力を封じるために死体を特殊な方法で埋葬していていたそうだ。
また他の墓では死体の近くにお皿やカップが一緒に埋められているのが一般的だが、彼女の埋葬されていた場所には何もなかったという。今回のような死体が発見されたのは、この地域では初めてだそうだ。
以前には、イギリスで修道士としてふさわしくない行為をした女性がうつ伏せの状態で埋葬されていたこともあった。
現代でも、夜にお墓の前を通るのを嫌がる人は多い。大昔の人たちも、人のなきがらに恐怖に似た感情を抱いてたのだろう。
参照元:Facebook、MIRROR、RT、Daily Mail