緊急でない救急車や警察への通報、いわゆる迷惑通報の被害が叫ばれる昨今。当然のことながら救急車をタクシー代わりに使ったり、寂しいから警察に電話するなどといった行為は許されるものではない。
しかしニュージーランドでは、警察に「誕生日パーティーに来てほしい」と緊急通報したら本当に来てくれたというほっこり事件が起こったというのだ!
こちらが、実際の電話のやりとりを含めた動画だ。
子供の純粋さが起こした奇跡
ニュージーランドに住むザッカリーくんは、数日後に5歳の誕生日パーティーを控えていた。
そんなある日、母親のサラさんのもとに警察から一本の電話が入った。というのも、サラさんの家から何度か緊急通報があったというのだ。サラさんはとても申し訳なさそうに、「うちの5歳になる息子が「誕生日パーティーに警察を招待したい」と言っていたので、たぶんそのせいだと思います」と弁明。警察も笑いながら「行けるかどうかわかりませんが、担当に伝えておきます」と和やかに対応した。
しかしお話はここで終わらなかった。
誕生日パーティー当日の7月21日にサプライズで現れたのは、パトカーに乗った警察官たちだったのだ!
これにはザッカリーくんも大喜び。警察犬のぬいぐるみをプレゼントされたり、お友達とパトカーに乗ったりして、素晴らしい一日を過ごした。
後日パーティーの様子を警察の公式アカウントがFacebookにアップすると、警察の人情味あふれる対応に、称賛の声が集まったのだ。
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今回のパーティー事件でザッカリーくんはますます警察が好きになっただろうし、警察としても地元の人へのイメージアップにつながったことだろう。
とはいえ、オークランド市警も動画の最後に言っていたように緊急ではないのに110番するのはもちろんNGだぞ!
それにしても、こんなに優しいオークランド市警に守ってもらえる市民が少し羨ましくなってしまう、そんな事件であることには違いない。
参照元:Facebook