おじいちゃんも助けちゃう。そう、アップルウォッチならね
アップルウォッチのシリーズ4には、着用している人が転倒した際、それを察知して緊急通報してくれる転倒検出機能を搭載している。
その時に警告音がなり、状態に応じて「SOS」または「大丈夫です」を選ぶことができるという。万が一動けなくなったとしても、1分間動作がなければ自動的に救急車を呼んでくれる優れものだ。
この便利機能によって、ノルウェーにお住まいのとある高齢男性の命が救われたのを、あなたはご存知だろうか。
怪我をしてしまったのは、トラルヴ・オストヴァンさん(67)。彼はその日、真夜中にトイレへ行った時、突如意識を失い倒れてしまったという。さらに、顔にものをぶつけたのか三箇所も骨折していたとのこと。
その時、たまたまつけていたアップルウォッチの転倒検出機能が作動。
警告音がなってもオストヴァンさんは起き上がらなかったため、そのまま自動的に緊急通報されると同時に、別の場所にいた娘さんのスマートフォンにも通知がいったという。
救急隊が駆けつけるが、GPSもオンになっていたことからスムーズにオストヴァンさんを発見でき、手遅れとなる前に病院で一命をとりとめたそう。
娘さんはノルウェーの放送局”NRK”に対し、その後のことについてこのように語っていた。
「もっと状況が悪化していたかもしれませんでした。病室で父と、『もしスマートウォッチをつけてなかったらどうなってたんだろう』と話していました。当時父はスマホをトイレには持って行ってませんでしたから。
システムが素早く通報してくれたのが素晴らしかったです。かなり危ない転倒の仕方でしたし、アップルウォッチが命を救ってくれたのだと思います。」
ちなみに、この端末が人命を助けたのは今回が初めてではない。昨年11月にもアメリカで、心拍数の異常を察知したアップルウォッチが自動的に通報し、76歳の男性の命を救っていた。
体が心配な高齢のご家族がいると言う方は、ぜひスマートウォッチをオススメしてみてほしい。操作も簡単なのでお年寄りにも向いており、緊急時のSOSにいち早く気づくことができるだろう。
最新デジタル機器は、自撮り事故や炎上などネガティブなニュースばかりが目立つが、命を救われる人もたくさんいる。アップルの宣伝みたいな記事になってしまったが、福祉分野も年々進化しているだな〜と思わせられた筆者であった。